日商簿記3級合格!独学での統一試験の勉強方法は?

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第160回の簿記検定試験が来週に行われる予定ですね。

今回は前回の第159回統一試験で受けた日商簿記3級に合格した際に行った勉強方法について紹介します。

受験してから期間が空いてしまいましたが、今後勉強していく人のお役に立てればと思います。

日商簿記検定の説明

簿記3級について

勉強方法に入る前に簿記検定について簡単に説明します。

簿記3級に求められるレベルは、「基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における経理関連書類の適切な処理を行えること」となっています。

社会が変化していく中で、2021年度から簿記検定のコンセプトも新しくなっています(日本商工会議所参考)。

①日々の学習の成果、到達度を測る
②スピードと正確性を求める
③出題範囲すべての学習を求める
④1級まで継続した学習を奨励する

3級の場合だと以前までは120分だった試験時間が60分に変更されているため、問題数に違いはあれど素早く正確に回答していくことが必要となります。

流石に1級を目指すとなるとハードルが大分高くなってしまうので、とりあえず3級の内容をマスターしたらいいかと思って勉強しました。

簿記3級の難易度

日商簿記検定の2級と3級は2021年度から統一試験・ネット試験・団体試験の3種類で行われるようになりました。

出題範囲や難易度はどの試験形式でも違いはありません。

試験期間合格率
統一試験2021年11月21日27.1%
統一試験(制度移行後)2021年6月13日28.9%
統一試験(制度移行前)2021年2月28日67.2%
統一試験2020年11月15日47.4%
ネット試験2021年4月~12月41.7%
ネット試験2020年12月~2021年3月41.0%
簿記3級の合格率(参考:日本商工会議所)

制度移行後の合格率を見るとネット試験の方が10%以上高くなっていることが窺えます。

統一試験の結果が芳しくなくても、知識が十分あるうちにネット試験を受験することも可能なので柔軟に対応すればいいかなと思います。

制度が新しくなってからの統一試験の合格率が2回とも30%を切っており、一部例外はありますが以前まで40-50%の合格率で推移していたことを考えると少しずつ難しくなっているのかなと考えてしまいます。

簿記3級の勉強方法

大学生の頃にFP検定の勉強はしていましたが、簿記に関する学習はほとんどしたことがなかったので、社会人になって一から勉強を行っています。

なので独学で初学者が実際にこんな勉強をしました、と思ってくれたらいいです…

使用したテキストと問題集

勉強に際して使用したのはTACが出版している合格テキストと合格トレーニング(問題集)に加えて、仕訳の練習ができるスマホアプリです。

合格テキスト 日商簿記3級 Ver.12.0 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]

価格:2,200円
(2022/2/19 時点)

合格トレーニング 日商簿記3級 Ver.12.0 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]

価格:1,650円
(2022/2/19 時点)

どちらもA4サイズで持ち運ぶには少し不便ですが、内容がスッキリとまとめられていて読みやすくなっています。

問題集については★表記で重要度が掲載されているので、内容ごとに重点的に解きたい問題を把握することができます。

問題集で単元ごとに問題の理解を深められるとともに、解説も詳しいので独学するにはちょうどいいなと思いました。

勉強の流れ

受験までの勉強の流れを簡単に説明します。

①テキストを一通り読み進めながら、テキスト内の例題を解く
②問題集の★★★問題を全て解く(答えが分からないときは迷わずテキストや解答を見て理解する)
③★★問題や★★★で分からなかった問題を解く
④ネット上に掲載されている予想問題を時間を計測しながら3回分ぐらい解いて本番の試験形式に慣れる
⑤試算表・精算表・貸借対照表・損益計算書の問題と仕訳を見直す
⑥試験本番!

勉強は試験日の2カ月前ぐらいからテキストを読み始め、実際に問題を解き始めたのは1カ月ほど前からになります。

正確な時間は測っていないので分かりませんが50時間ぐらい勉強したのかなと思います。

④の予想問題に関しては試験形式が新しくなったことから、商工会議所の説明を受けてTACなどの教育機関が独自に作成したものになります。

新試験の予想問題 日本商工会議所

公式の問題とは言えませんが、どんな形で問題が出題されるのか把握することができるので、とりあえず問題を見るだけでも価値があると思います。

仕訳について

簿記を学習するうえで欠かせないのが「仕訳」になります。

「仕訳」は取引を借方と貸方の要素に分けて記録することを言い、仕訳を理解しないことには合格はできないと思っています。

そのため仕訳の内容と勘定科目をちゃんと理解するとともに、取引を見ればすぐに仕訳ができるように勉強しました

スマホで仕訳の練習ができるアプリもあるので、少し時間が空いた時に仕訳に取り組みました。

アプリだと即座に回答を確認できるので効率的に勉強することができます!

まとめ

2021年度から新しい形式となった簿記3級の試験に独学で合格した時の勉強方法について紹介しました。

簿記では数字を扱いますが、桁数が多いだけで計算自体は簡単であり、電卓も使えるので数字に苦手意識がある人でも十分学習できると思います。

仕訳の理解と精算表等に関する問題演習を行うことが簿記3級の合格そして理解には大事だと考えています!

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