大学院在学中に取得したFP技能検定の資格の説明と取得した理由

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今回は、大学院在学中に取得したファイナンシャル・プランニング技能検定(FP検定)について書きたいと思います。
話の内容は2級と3級が中心になっています。

今月末には先月の5月に実施されたFP検定の合格発表もあるので、結果が待ち遠しい人もいると思います。

FP検定とはどんな資格?

FP検定の概要

FP検定の資格は、年金や保険といった日々の生活で関わることから、不動産や相続という突然関わることまで、お金に関する幅広い知識について問われる国家資格になります。

FP検定は下記2つの団体が実施しており、実技試験の問題の内容に多少の差はありますが、基本的な知識についてはどちらも同様に求められます。

  • NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会

試験は学科試験と実技試験に分かれており、それぞれ6割以上の得点で合格になります。
仮に片方で不合格になっても一部合格という形になり、一定期間内であれば合格した科目を免除して再受験することも可能です。

2級の実技試験のみ記述式となっており、他はマークシートでの回答です。
記述式といっても計算した数値を書くだけのことが多いので、記述式という言葉に怯えなくてもいいです!

FP検定の合格率

私が受験した日本FP協会における試験の合格率などは次のようになります。

FP3級FP2級
学科試験受験者数31,272人26,437人
学科試験合格者数27,494人11,638人
学科試験合格率87.92%44.02%
実技試験受験者数31,607人22,474人
実技試験合格者数27,348人15,958人
実技試験合格率86.53%71.01%
2021年3月実施のFP技能検定の結果(日本FP協会ホームページより)

FP3級では実際に受験した人の合格率は80%後半となっており、過去数年のデータを見ても80%程度の合格率を推移しています。
試験の内容的にも、しっかりと勉強していれば十分合格できるかなという印象です。

FP2級になると3級に比べて合格率が低くなっています。
ここ数年間では学科試験の合格率は40%前後、実技試験は50~70%ぐらいの合格率となっており、実技試験の方が合格率は高いようです。

FP2級の受験要件には、FP3級の合格であったり実務経験が必要などがあります。
そのため、だれでも受けられる3級と違ってある程度の知識があることが前提となっているにも関わらず、FP2級の合格率は低下しています。

しかし、一番低い学科試験でも合格率が4割近くあり、内容的にも国家資格の割には優しい方ではないかなと思います。

FP受験を通して学べる事

FPの試験は下記6項目からそれぞれ出題されており、お金に関する知識を幅広く扱っていることが分かります。

試験科目具体的な内容の一部抜粋
ライフプランニングと資金計画公的年金や社会保険、ライフプランの設計
リスク管理生命保険や損害保険
金融資産運用金融商品(株や債券etc.)の仕組み
タックスプランニング所得税などの税制
不動産不動産の賃貸や有効利用
相続・事業承継相続や贈与、遺言
FP検定の試験内容

実技試験では学科試験の内容について、より具体的な例をもとにして出題されます。
そのため実際に計算する問題も出題されますが、内容を理解していれば簡単な算数の計算になるので、数字に苦手意識のある人でも大丈夫かなと思います。

FPの資格は国家資格に分類されているのですが、幅広く学べるというメリットの裏返しでもあるのか、税理士などのように独占業務に就くことは認められていません。

それでも、一般的な知識を学ぶために勉強してみることは損ではないと思います。

FP検定を取得した理由

プロフィールにも書いていますが、私自身は大学院在学中にFP2級の資格に合格し、大学院在学中の9月にFP3級、そして次の回の1月にFP2級の資格を連続して取得しました。

FPの資格を取得したのは、日常生活で欠かすことのできないお金の知識について網羅的に学びたいというのが一番の理由になります。

受験した時には既に資産運用をしていたわけですが、これから働いて生きていく上で税や保険などの基本的な仕組みについて早いうちから知識として頭に入れた方がいいと思ったからです。

そのため、FP2級の合格というのは通過点に過ぎませんが、資格という形で知識の定着を図るのには便利かなと思い取得しました。

また、難易度自体はそれほど高いわけではないのですが、社会人に比べて学生の方が時間的にも余裕があることから、2級まで一気に取ってしまおうと思って受験しました。

実際の勉強方法については別の記事で紹介します。

感想

お金に関する幅広い知識を得るためには、FP検定の資格はもってこいだなと思います。

保険の制度が整っていても、知らなかったら使えないことも多々あり、生きていく上での基本的なお金の知識として学ぶことは大事になります。

例えば、若いからと言って年金のことはまだまだ先に考えてもいいやと思う人もいると思います。

しかし年金という制度がどのように成り立っているのかを知ることができるし、将来的には年金について親と話をする機会があるかもしれません。
そのときに、前提知識の有無は大きな差になったりするかと思います。

一方でお金に関する資格としてはFP検定の他に、簿記検定が有名どころとして挙げられています。
簿記検定は今月に試験があり、難化したという話も聞きました…

簿記検定の内容は社会人として働くなら身に付けていた方がいい知識になるので、これからは簿記3級の資格を取得するために勉強していきます!

個人的にはホームページに挙がっているマナープラン相談の記事を読むのが好きで、色々な人のライフプランを見るのが好きだったことから、自分で作れたら面白いなというのがFPの資格を取得した一番の理由かもしれません(笑)

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