2022年最初となるVIGの分配金が発表されました。
連続増配株を対象としているだけあり、順調に分配金が積み重なっております。
VIGの分配金について
分配金額と推移

2022年3月の分配金は0.6939ドルです。
額としては過去3番目の高さを記録しています。
前年2021年3月の分配金は0.5131ドルだったので、前年同月比での増配率は35.2%と大きく上昇しました。
増配率が30%を超えたのは2015年3月の39.5%を記録して以来の7年ぶりとなっており、今回の増配率は近年の中では特に高くなっています。
構成銘柄
増配率が大きく上がったみたいなので、主要な構成銘柄の増配率がどうなっているのか調べてみました。
上位10銘柄は2022年2月末のデータから取っています。

直近の支払月を基にして増配率を見てみましたが、大きく増配している銘柄はありませんでした。
やはり連続増配は年単位での増配率を見た方がいいなと調べてみて思いましたね。
それでも10%を超える増配を果たしている企業が10社中8社という驚きの結果でした。
また上位10銘柄でも割合としては3割程度なので、残り7割近くの銘柄がどの程度増配しているか気になるところです…
配当性向が30%程度でまだまだ余力がある銘柄もありますが、上位10銘柄でも配当性向50%を超える銘柄が4つもあるとは思いませんでした。
一時的に配当性向が高くなることはあると思いますが、高い水準が続いているとなると注意が必要かなと思います。
配当性向85%だったブロードコムは半導体を中心としたビジネス展開を行っています。
株価・配当ともにここ数年間で大きく成長してきた企業となります。
配当性向が100%を超える時も見られており、いつまで増配できるかは気になるところですね。
まとめ
2022年3月期におけるVIGの分配金は0.6939ドル(増配率35%)となりました。
30%を超える増配率が今後も継続して期待できるとは思いませんが、ここまで増配していると嬉しく思いますね。
VIGの構成銘柄は270近くあるため、主要な銘柄にしか目を向けていませんが、時々はどんな銘柄があるのか調べてみてもいいかと考えています。
10年以上増配している企業群だから安全だ!とは思わずに、財務面等も気にした方がいいのかなーと思います。
まあ個別株を調べる労力がないということでETFを購入しているため、それはそれで本末転倒になる気がしますが…
それでも自分が購入している・購入候補になっているETFの特性ぐらいはしっかりと把握したいものです。
VIGは将来的な配当収入以外にも値上がり益も期待して保有しているので、今後もしばらくは購入していきます。
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