新しくできる投資信託ファンドである、「SBI・Vシリーズ」について発表されました。
同じような対象の投資信託と比較しつつ、どんなファンドなのか簡単に説明したいと思います。
「SBI・Vシリーズ」とは一体どんなもの?
現在販売されている「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500インデックス・ファンドに名前が変更されます)」に加えて、新しく設定される2つのファンドが「SBI・Vシリーズ」として挙げられています。
ちなみに名前が変更されるのは、バンガード社が日本ビジネスの撤退により商標の利用がしにくくなるためです。
特徴は次に通りになります。
・信託報酬率が低く、低コストで運用される ・純資産残高が2000億円以上のファンドがある←投資家に好評 ・世界最大級であるバンガード社のETFが対象である
新発売の投資信託はSBI証券だけが販売することになり、6/15に募集が始まり、設定日は6/29とされています。
いずれは他の証券会社でも販売されるのか気になりますね…
「SBI・Vシリーズ」の新しい投資信託
新しい投資信託
新規の投資信託は2つあって、どっちもアメリカが対象になります。
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・V・米国高配当株インデックス・ファンド
上述の2つそれぞれ、アメリカ全体の株式を対象とした「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」、高配当銘柄対象の「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」を主として投資されるようです。
既存の投資信託との比較
VTIやVYMが対象になっている投資信託として楽天が販売しているものがあり、完全な競合になりそうです。
というよりも、敢えてそういう投資信託を作ったのでしょうね。
それぞれ比較してみました。
名前 | 投資対象 | 信託報酬 | 管理報酬 | 実質的な信託報酬(税込) |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | VTI | 0.0638% | 0.03% | 0.0938% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | VTI | 0.132% | 0.03% | 0.162% |
SBI・V・米国高配当株インデックス・ファンド | VYM | 0.0638% | 0.06% | 0.1238% |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | VYM | 0.132% | 0.06% | 0.192% |
実際に担うことになる信託報酬率は新規の「SBI・Vシリーズ」が安くなりそうですね。
これに対して楽天がどう対抗するのか気になるところです。
感想
SBI証券でも上に書いた楽天の投資信託は購入できるのですが、同じSBI関連としてVTIなどが対象の投資信託を低コストで買えるのは、気分的にいいですね。
投資の対象が似ていますが、新しい投資信託の誕生は選定する際の自由度が広がりますし、しのぎを削りあう環境になっていくことは購入する立場としては嬉しいかなと思います。
これらの投資信託を実際に買うかは運用報告書を待ちつつ、暫くは様子見しようかなと考えています。
最後に、投資はリスクを理解したうえで自己責任で行ってください!
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