新社会人はNISAと積み立てNISAのどちらを選ぶのか?

投資

こんにちは!よもぎです。

今回はNISAと積み立てNISAについて書きたいと思います。

後ほど詳しく説明しますが、NISAには税制優遇措置が設定された制度であり、投資を行うなら積極的に利用したい制度になります。

NISAの概要

NISAの略称は”Nippon Individual Savings Account(個人貯蓄口座)”になります。
”Nippon”と付いているように日本独自の制度となっているのですが、そのモデルは1999年から開始されたイギリス発の”ISA(Individual Savings Account)”と呼ばれるものです。

2021年の現時点においてNISAは一般NISA、積み立てNISA、ジュニアNISAの3種類があります。

ちなみにですが、一般NISAとジュニアNISAは2023年に制度が廃止することが決まっており、一般NISAの代替に新しいNISAが2024年から開始される予定です。

NISAのメリット

NISA一番の利点はなんといっても、NISA口座内で取引をした株式や投資信託等に生じる売却益や配当金が非課税になることです。

株式や投資信託等の売却益や配当金には、復興特別所得税も加算して20.315%の税金がかかります。

この20%近くの税金がかからなくなることにより、獲得した利益を全て自分のものにできます。

また非課税期間が終了しても、次の年の非課税投資枠に保有している金融商品を引き継げる”ロールオーバー”制度があります。
しかし、積み立てNISAにはロールオーバーの制度はありません。

NISAのデメリット

NISAには非課税制度というメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
ピックアップすると下記のようなデメリットがあります。

  • NISA口座は一人一口座のみ
  • 損益通算することができない
  • 特定口座等で保有している金融商品をNISA口座に移せない
  • NISA口座内で売却した部分の非課税投資枠は再利用できない
  • 年内に使いきれなかった投資枠は翌年に持ち越せない
  • 年内にNISA枠で売買していると翌年まで金融機関を変更できない

損益通算とは金融商品の売却により損失を出した時に、他の商品で得られた売却益に課された税金が還付されることを言います。
得た所得や取引している口座の種類により損益通算のやり方などが変わるのですが、そのことについてもいずれ記事にしたいと思います。

このようなデメリットがあるとはいえ、非課税で取引することで支払う税金が減ることは魅力的です!

NISAと積み立てNISAの比較

NISAと積み立てNISAの違いは表の通りです。

NISA積み立てNISA
投資対象株式・投資信託・ETF・REIT等金融庁選定の投資信託
非課税投資枠120万円/年(最大600万円)40万/円(最大800万円)
非課税期間最長5年間最長20年間
制度開始年2014年2018年
口座開設可能期間2023年2042年
NISAの比較

NISAは年間の投資枠が120万円と大きくて対象とされる範囲も幅広いことから、ある程度投資について学んでおく必要があります。

それに比べて積み立てNISAは、金融庁が厳選した投資信託から選択することになるので、投資が初めての方でも取っ付きやすいのではないかと思います。

新社会人はどちらのNISAを選ぶのか

一般NISAと積み立てNISAのどちらを選択するかは個人の投資スタイルによります。
自分にとってどちらが合っているのかは、年齢や投資可能な金額、投資の経験や考えなどで判断したらいいと思います。

私自身は2021年の方針として積み立てNISAを選びます。

一般NISAを利用することを想定すると、残り8か月でNISA枠を最大限用いる場合には月間15万円投資することになります。

毎月の給与に加えて今ある預貯金もNISA枠に投資すれば、限度額をいっぱいまで使用することもできます。
しかしすぐに換金できるとはいえ、120万円を今の投資環境に投じるよりは、長期的な運用を目的として毎月の給与内でやりくりした方が入社して1年目の間はいいかなと考えています。

そのような理由もあり、今年は積み立てNISAを利用していきます。

しかしながら、対象となっている投資信託を積み立て購入していたのにも関わらず、NISA枠を使っていなかった過去の自分にもったいないことをしていたと教えたいです(笑)

NISAについてもっと詳しく知りたい方は金融庁のホームページをご覧ください。

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